塗り替えを考えているが塗装業者の選び方がわからない方や悪徳業者にだまされないようにしたい方のために塗装業者の選び方や事前に知っておいたほうが良い知識について紹介していきます。
マイホームの塗装は決してやすい買い物ではなく、悪徳業者もおおく存在するので慎重に塗装業者を選ぶことがたいせつです。慎重な塗装をしてもらい、かえりたくなるような理想のマイホームにしていきましょう。
塗装業者を選ぶ方法
1.インターネット検索
インターネットでお住いのエリアで塗装してくれる業者を探します。口コミやホームページを見て選ぶことが重要です。
2.知り合いからの紹介
過去に塗り替えをしている方に塗装業者を紹介してもらう方法です。知り合いからの紹介であればじっさいの評価や塗り替えをしたおうちを実例としてみたり聞いたりすることができるのでおすすめです。
良かったところや悪かったところも聞いて参考にしましょう。
3.チラシや広告
ポスティングされたチラシや新聞の折り込みチラシ、まちで見かける広告を参考にホームページで詳細を見てみましょう。
選んだ塗装業者の施工事例を見てみる
選んだ塗装業者をwebサイトで検索してどのような施工をしているか見てみましょう。施工事例が理想ではない場合元も子もありません。まずは選んだ塗装業者の実績をホームページから見てみましょう。
ホームページから実績や雰囲気、会社の形態を見て選びましょう。中間マージンをへらすためにも自社施工かどうかの確認をしておきましょう。ホームページがない業者に関しては中身が見えず資金不足や仕事にたいする熱意にかけるためおすすめできません。
塗装業者の種類
ひとくくりに塗装業者といっても依頼できる業者には細かく種類があります。塗装業者の種類別にメリットやデメリットを紹介します。
ハウスメーカー
ハウスメーカーとはかんたんにいうと広域で家を建てている業者のことです。大手のハウスメーカーはテレビのCMを起用しているところがあり信頼性はたかいです。
また、家を建ててもらった業者だとマイホームの素材や材質をしっているためラクに依頼できます。塗装をおこなってもらうと建ててもらったといからの延長保証される場合があるのがメリットです
デメリットとしてはハウスメーカーは塗装業者に工事をお願いするため工事費用がたかくなる傾向にあります。
予算が少ないご家庭にはオススメできません。仲介業者のため工事自体をする塗装業者を選ぶことができません。また、こだわりが強い特殊な塗装は対応していないケースがおおく、そのようなかたにはデメリットとなることもあります。
リフォーム業者
リフォーム業者とは住宅の改築や改修工事を行う業者のことで塗装工事も依頼することができます。
ハウスメーカーに比べて工事の自由度が高く、地域で長年営業している業者であればなじみ深く信頼できます。デメリットとしてはハウスメーカーと同じく仲介業者なので中間マージンが発生。
担当によっては塗装に対する知識、応対態度、過去の実績が異なります。
地域の塗装業者
地域で塗装工事を専門におこなっている業者にお願いするパターンです。その業者に工事をしてもらうなら中間マージンが発生しないためやすく依頼できて塗装の自由度も高いです。
デメリットとしては業者の善悪の判断がむずかしいことや自身で業者の比較をして決めることが重要なので根気がひつようになります。
塗装業者 | メリット | デメリット |
ハウスメーカー | ・信頼性はたかい ・家を建ててもらった業者だとラクで保証延長があるかもしれない | ・中間マージンの発生 ・費用が高い ・こだわりがつよい塗装工事ができない |
リフォーム業者 | ・地域で長く営業している業者であれば信頼できる ・ハウスメーカーに比べると自由度がたかい | ・中間マージンの発生 ・担当者によって良し悪しの差がある |
地域の塗装業者 | ・費用が安くおさえれる ・工事の自由度が高い | ・善悪の判断がむずかしい ・自分ですべて調べる必要があるため手間がかかる |
見積もりを頼む前の最終チェック資格の有無
塗装業者を選ぶにあたっての会社保有資格としては「塗装技能士」、「建設業許可証」があります。
どちらも持っていなくても工事自体はできるのですが、「塗装技能士」は2級で2年以上1級で7年以上の実務経験を要します。
「建設業許可証」に関しては資産状況や自治体からの信用がないととれないため、持っているだけで信用はあります。
注意点としては資格を持っていたとしても理想の塗り替えをしてもらえるとは限らないので資格を持っているからといってそこにきめるのはやめましょう。
塗装工事終了後のアフターフォローはあるか?
塗装工事が終了して耐久年数に対しての不具合が起きた場合に保証はあるのか、あるいはどのぐらいの保証期間があるのかを事前に確認しておきましょう。
適当な工事で済ませてしまう悪徳業者に引っかからないためにもアフター保証は重要です。保証がある場合は保証書をもらい大事に保管しておききましょう。
自社施工なのかの確認
工事を頼んだ業者が下請け業者に仲介してるのであれば中間マージンといって無駄な料金を取られてしまうためそこも確認して選びましょう。
下請け業者に工事してもらうと依頼した塗装業者の管理が行きとどかず工事が思ったようにいかないケースもあります。無駄な料金を払わないためにも自社施工かを確認して理想的なマイホームにしましょう。
保険や保証はあるのか?
施工後の不具合防止のためにアフタフォローを確認しておきましょう。万一建物の破損があった場合「請負業者賠償責任保険」や「建設工事保険」に入っていると保険金がおりるため安心です。
経営不振や倒産による被害をさけるためにも瑕疵保険(かしほけん)に加入しているかもチェックしおきましょう。
保険は依頼者ではなく塗装業者が入っておくものなので契約前のチェックが必要となります。
塗装業者の対応はどうか?
依頼を決めると現地調査といって、建物のいたみ具合や塗装面積の計測をおこないます。建物の現状を説明してもらうのですが専門用語やむずかしい言葉をつかってくる塗装業者はNGです。劣化状況をつたえてこない塗装業者もやめましょう。
理想のマイホームにするためにもわかりやすく説明してくれて寄り添ってくれる塗装業者の選びが必要です。
見積書を作るってもらう際のチェック
塗装業者を選び終わるといよいよ最終面接になります。現地調査をしてもらい劣化状況に応じた工事をおこなってもらいましょう。色決めや材料決めは予算や耐久年数をしっかり考えたうえで理想のものを選びましょう。
見積書を作ってもらった時の注意点としては金額の詳細がしっかり書いてあるのかを確認しましょう。どのような材料をつかっているかを知るためにも材料名の記載もチェック。「シリコン塗料」という表記ではなく「○○○○○○シリコン」というメーカー入りのしっかりとした表記がこのましいです。
「その他」や「塗装一式」などの表記はあいまいで何にいくらかかっているかわからない場合はちゃんとした記載にしてもらいましょう。見積もりは1社だけではなく相見積もりといって複数社(最低3社)はとるようにしましょう。
複数に見積もりをしてもらうことで金額、施工内容、材料の比較をすることができます。見積金額が安すぎても高すぎてもあまりよくないです。安すぎると工事自体にお金をかけることができないため雑な工事になってしまうことがあります。
注意が必要な業者
塗装業者には工程をとばしたり、材料をごまかしたりする業者もたくさんいますので注意して業者を選びましょう。
大幅なキャンペーン
足場代無料などのキャンペーンをうたう塗装業者は基本的に違う項目でお金を取っています。割引や値引きに関しては手抜き工事につながっていることもあるので注意が必要です。
手抜き工事で塗りの回数がへると耐久年数も短くなるため劣化が早くなります。
過度な不安のあおり
屋根がいたんでいるから、カベがいたんでいるからといって早急に工事を決めたほうがよいなどといってくる塗装業者には注意が必要です。あせってしまう気持ちはありますが、いきなり状況が悪化してしまうということはないので丁寧な業者選びをしましょう。
詳細な見積もりが書いていない
「塗装料金」などという記載がのっている場合は注意しましょう。細かい材料名、工賃、足場代が記載してあると何にいくらかかっているか一目瞭然です。マイホームの塗装は高い買い物なので何にいくら使っているのかをしっかり把握しましょう。
工事期間があまりにも短い
工事期間があまりにも短いと手抜き工事の可能性があります。何人で作業しているかにもよりますが1週間いないで工事が完了してしまう業者は赤信号です。事前に工事期間の確認をしておきましょう。
まとめ
悪質な塗装業者も多く存在しているため優良な塗装業者を選ぶことが大切です。自身で情報を集めて業者を決めるのか、信頼出来るハウスメーカーやリフォーム業者に頼むのか。
ご家庭の資金状況やどのような塗り替えをしたいのかによって丁寧に決めましょう。理想のマイホームに再築してリフレッシュして生活して行きましょう。
コメント